ADVEN-PX

＜ベトナム ZIPPO 1964年製 SAI GON 兵士&子供柄＞

1994年まだベトナム入国時にヴィザが必要だった時代
現地のアンティークショップにて購入した逸品です。
ベトナム ZIPPOの中ではこの『兵士&子供柄』は1番人気のものです。
兵士は米国を示し、子供はベトナムを示し、
『米国がベトナムを指導する。』というような意味合いがあるとも言われています。
当時は転売用にかなりの数を仕事柄購入し、販売しましたが、
この1点だけは記念に長年温存していました。
【注意】インナーユニットも当時のものですが、綿と芯などの消耗パーツは代用品です。

先日オンラインmono shopを何気に覗いてみたら、
何とこの柄は4万8000円で販売されているではありませんか！
それを見知り、今回私も出品してみる気持ちになりました（笑）

【プチ情報】
今から20年前ベトナムへ買い付けに行っていた時代に既に存在していた
偽物を以下に記します。
今後のお買い物ポイントとしてお役立て下さい。

1）ZIPPO自体のレプリカ。当時の物は質感で直ぐに偽物と分かりました。
恐らく素材自体が違ったのだと思います。

2）本物ZIPPOで年代がベトナム戦争期でないものに絵柄を刻印。
これは底の管理刻印を見れば容易に見分けがつきます。

3）本物のZIPPOを使い、まず底を切り取り、
大掛かりな資本力によりベトナム戦争期のZIPPO管理刻印の底のプレートを
本物と見分けがつかない程精巧に製造し、内側から溶接しているもの。
これは一見本物に見えます。裏の年代もバッチリですから。
外から見た感じでは溶接したようには全く見えません。
これに騙されている人は多く、また騙された事をその後もずーと気づかない方も多いと思います。
見分け方としては、インナーユニットを取り出し、ZIPPOの内側から底を見ます。
溶接した物は底がザラザラしており、少し様子が違います。
これは本物を知る者のみが分かりうる感覚ですので、
『少し様子が違います。』以外に上手く文章で表現できません。

現在、偽物の事情はどう進化しているかは分かりませんが、
1994年当時ではこの3パターンが主流でした。